家づくりにおいて「和風」と「洋風」の違いは、建築方法や外観・部屋の作りなど様々なイメージがあります。洋風の家といっても、本来の西洋住宅は靴を履いたままの生活が基本となっているので、今の日本の洋風の家は日本人の生活様式に合わせたスタイルになっています。
工法的には和風の家は柱や梁などを軸組とする在来工法と呼ばれる木造軸組構法、洋風は壁や床などの面で支えるツーバイフォー工法と分けることができますが、設計や間取りで家の雰囲気は違ってきます。ツーバイフォー工法は耐震性や気密性・防音性などが高いと言われています。在来工法は開放的で風通しが良いなどのメリットがあり、断熱材を入れて断熱性を高めたり、筋交いをいれるなどの耐震性も工夫されています。
和風と洋風では「住まい方」に違いがあります。洋風は、寝るための寝室、食事をするダイニングなど、目的に合わせて部屋を作っています。一方、和風はひとつの部屋で食事をしたり寛いだり、来客時には応接間になるなど部屋を目的に合わせて使うことができます。
洋風の持つ機能性と、和風の落ち着いた空間などそれぞれの特徴をバランスよく取り入れることも可能です。基本の作りは同じでも仕上げ方で家は変わってきます。家で暮らすシーンやライフスタイルに合わせて和風と洋風を使い分けることも考えられます。日本の四季を感じられる趣のある和風の作りも、機能的で耐震性や防音性に優れている洋風の作りも、住んでいる地域や環境、家族構成などを基に、自分たちの暮らしに合った空間を作っていくことが大切ですね。
建築デザインを自分ですることができます。建築会社のプロと相談しながら創れるので出来上がりもより楽しみになります。
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